殺菌と除菌と抗菌ってどうちがう?

殺菌と除菌と抗菌ってどうちがう?

自粛の成果が徐々に出ているようで、コロナの感染者がぐんと少なくなってきましたね。

私の住む福岡でも一時期のような感染者は出ず、

この1週間は0人~2人程度の感染者に落ち着いてきました。

 

「解除」「分散登校」などの言葉もチラホラ聞くようになりましたよ。

 

さて、コロナウイルスが流行して、スーパーなどで「除菌」「消毒」ジェルやスプレーが

お店の入り口に設置してあるところをよく見るようになりました。

 

この「除菌」や「消毒」の違いってわかりますか?

 

◆除菌

菌を取り除くこと。

微生物が付いたものに対して微生物が取り除かれる状態。
増殖可能な細菌の数を減らすこと。

医薬品や医薬部外品以外で「殺菌」を使うことができないので
「除菌」という表現を使っていることが多いです。

 

◆抗菌

菌の増殖を防ぐこと。

直接菌を殺すのではなく、菌が増殖しないように抑制する、阻害するものになります。

 

◆殺菌

菌を殺すこと。

「滅菌」(完全に殺す)、「消毒」(ある程度殺す)も殺菌になります。

ちなみに日本薬局方では微生物の生存する確率が
100万分の1以下になることを「滅菌」と定義しています。

◆消毒

有害な物質を無害化したり除去したりすることです。

すべての微生物を殺菌するようなことではありません。

 

法律や使われる素材などによって言葉も使いわけていることが多いようですよ。

 

「コロナはなくなるものではなく、どう共存していくか」

みたいな話も出てくるようになりましたね。

 

今回のコロナで頑張ってくださっている医療従事者や物流、スーパーなどの方に敬意を表しつつ、

緊急事態宣言解除後もソーシャルディスタンスと手洗い、気をつけていこうと思っています。

殺菌と除菌と抗菌ってどうちがう?」への2件のフィードバック

  1. Unknown
    殺菌、除菌、抗菌!たしかに、まったく注意して商品選びしていませんでした。勉強になりました。

  2. Unknown
    >せこぴんさん
    コメントありがとうございます!
    似たような言葉でもいろんな意味がありますよね。
    私も気を付けて商品を見るようになりました(^^)

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